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 ブリスベンでの公共交通機関には、バスシティトレインフェリータクシーがある。
特にシティトレイン、バス、フェリーは、TRANSLink(トランスリンク)によって運営されており、ブリスベン市内から市外へ複雑に交通網が張られており、どんな場所でもこの3つを乗り継ぐことでたどり着ける。
システムも日本と異なっており、ゾーン制となっており、同一ゾーンで片道AUD2.30、隣のゾーンへはAUD2.70、さらに次のゾーンへAUD3.20、AUD3.60、・・・と料金設定されています。
また目的地まで購入すれば、そこまでバスや電車を組み合わせていくことが出来ます。
【WEEKLYチケット】、【MONTHLYチケット】、【TEN TRIPチケット】などあり長期利用される方にお得な割引サービスがあります。

シティバス
 ブリスベンバス黄色と白のカラーでまとった車体が、街中を縦横武人に走り回っているのを必ず目にするでしょう。
車体は、日本のバスと似ています。利用客が多い区間では、車体を2つくっつけた連結バスが走っています。
私が留学していた当時(2000年)は、車体部分は日本の中古のバスがリサイクルされていました。内部の所々に日本語が見られ、不思議な感覚を覚えました。
バスの運転はかなり暴走気味で、初めて乗った方は多少恐怖を覚えるかもしれません。が、1年間ほど毎日のように乗っていた中で、事故は1度も経験した事はありませんでした。
 前回訪問したときに気づいた事で、乗り降りの際に車体が乗降口に傾き、乗客が乗り降りしやすいように工夫されていました。ちょっとした感動がありました。

(乗車時の注意)
・バス停で待っているだけでは、バスは止まってくれません。必ず目当てのバスが来たら手を挙げて運転手に知らせましょう。
・バスチケットは、乗り口で購入します。目的地を告げ、片道チケット(ONEWAY)〜往復チケット(RETURN)など現金購入します。事前に、街のショップ等で定期等が購入していれば運転席に設置してある機械にカードを通します。

(乗車中の注意)
・日本のように、バス内で「次は、〜に停車します」といった案内が一切ありません。だからバスの中から見える周りの風景から判断して、降車近くになったら席近くのベルを押します。
従って、バスでうつろうつろ寝ているような乗客は居ないのです。最初の頃は結構必死に外ばかり見ています。
自信の無い人は、乗車時に運転手へ一言お願いしておきましょう。「〜で降ります。近くになったら教えてください。」と。

(降車時の注意)
・目的地で降りるときは、出来るだけ運転手に「THANK YOU」と一言かけましょう。

TRANSLink

シティトレイン
 ブリスベントレイン日本のような通勤ラッシュは見られず、かなり快適な電車の旅を行えます。バスがやや時間にタイムテーブルにルーズであるのに対して、こちらはかなりキッチリ運行しております。
電車の運行の種類は、日本で言う所の各駅と特急(エクスプレス)です。運行表を見てよく確認しましょう。
車内は、日本の電車と変わりはありません。夏は冷房がガンガン効いています。
日本でも観光地として有名なゴールドコーストへは、この電車を使って行きます。シティのセントラルステーションから約1時間です。

(乗車時の注意)
・日本でもたまに見るとは思いますが、自動ドアではありません。乗るときには、ドア付近のボタンを押して開けて乗ります。

(乗車中の注意)
・バスとは違って、こちらは到着時に到着地のアナウンスがありますので、のどかな自然を車窓から眺めながら楽しみましょう。

(降車時の注意)
・乗車時と同様に、目的地に到着時ドア付近にあるボタンを押してドアを開けて降車して下さい。
シティ・キャット(CITY CAT)
 ブリスベンシティキャットBrisbane Riverの橋渡し的な存在で、かなり快適なクルージングボートです。晴れた日は、デッキに出て外の空気に体をさらすとボートのスピード感を直で味わえ爽快です。
クイーンSTモールから、サウスバンクに行く際に橋を歩いて渡って行けば10分〜20分程度でいけますが、カジノ付近の川岸(North Quay)からぜひ乗ってみてはいかがでしょう。ものの数分のクルージングですが気持ちいいですよ。
運賃は、バスや電車と同様にゾーン制です。
船酔いになりにくい人は、ちょっとお金を出して(オールゾーン)川の旅を楽しんではいかがでしょうか?シティ内からは、見られない景色が眼前に広がります。
cf.シティ・キャットより規模が小さいフェリーも運航しています。

(乗船時の注意)
・船着場に来る船は、左側からも右側からも来ます。自分が行きたい方向と反対に行く船に乗らないように注意して下さい。結構分かりにくいです。。。
・切符は必ず購入してください。船内で販売してます。無賃乗船は絶対にいけません!

(乗船中の注意)
・いくら快適といっても船です。長時間乗るような遠くまで行くのであれば、体調に気をつけてください。気持ち悪くなったら、目的地の途中でも降りて休憩しましょう。

(降車時の注意)
・乗船時も同様に、あいさつは忘れずに!「サンキュー」
タクシー
 ブリスベンタクシーブリスベンにはタクシーが2種類あり、1つは車体をイエローにまとったイエローキャブと、もう1つは黒と白のモノトーン調の車体が特徴のBlack&Whiteがあります。
料金設定は、どれも初乗りAU$2〜AU$3(200円〜300円)で1KM毎にAU$1〜AU$2(100円〜200円)付加されていきます。
日本と比べかなり割安感(留学当時AU$1=70円)があり、Barで飲んだ帰りやバスが無くなって帰る時などは必ず使っていました。
また空港〜ホームステイ先の往復や、ちょっとした遠出をして道に迷ってしまった時など本当に良くお世話になりました。
 乗務員の質は様々ですが、私の経験からはイエローキャブの乗務員の方が態度が悪かった印象があります。メーターを作動させずボッタくったり、近場だからといって乗車拒否をしたりと結構やられました。
それに対してB&Wには良い思い出があります。
バスが無くなってタクシーでステイ先に帰る際、運転手さんが途中で道に迷い何度も地図を見ながら行ったり来たりしていました。でもそんな状況でも冗談を言って不安にさせず、楽しませてくれたりもちろんメーターも止めてサービスしてくれました。
その数ヵ月後、日本に帰国する際、朝再びB&Wを1台呼びました。そしたらなんとその時の運転手さんだったのです。運転手さんも自分のことを覚えていてくれて、二人でちょっと感慨深くなってしまいました。
 今は円安ドル高のせいもあり、さほど割安感は無くなったかもしれませんが長時間夜道を歩いて帰らないといけない場合は、必ず利用しましょう。
安全な国と言っても、留学当時(1999年)ほど治安は良くないです。
留学とホームステイ